犬猫通信 【Vol.3】
足立区・葛飾区の年中無休・24時間・夜間対応の動物病院を知っておこう
まずは日ごろの体調管理を
ペットはいつ病気になるか分かりません。休日や夜間にペットの異変に気づいて慌てて病院を探した経験がある人もいるのではないでしょうか? そういう時に備えて、日ごろからお住まいの近くの足立区や葛飾区の年中無休や24時間、または夜間に対応してくれる病院を押さえておきたいものです。
ただ普段からペットの状態をよく観察していれば病気の予兆を感じ取って、休日や夜間に慌てて病院に行くような事態は防げるかもしれません。体重、食事の量・回数、ウンチやオシッコの状態・回数など毎日の健康状態に常に気を配っていれば、病気の早期発見、早期治療が可能になります。それがペットの身体の負担だけでなく、飼い主の精神的な負担や治療費など金銭的な負担も軽くしてくれます。
ペットは自分の体の異変を言葉で飼い主に伝えることはできませんので、日ごろから健康状態に注意を払って、いつもと様子が違ったら早めに対処しましょう。
犬の健康チェックのポイント
犬は比較的我慢強い動物と言われていて、特に頭のいい犬は飼い主に心配かけまいと痛みなどを我慢してしまうかもしれません。気づいたころには病状が進行していたなどということがないように、日ごろから犬の様子をよく観察して、小さな変化も見逃さないようにしましょう。
●目
目ヤニや涙は健康でも出ることがありますが、普段より多く出る場合や常に涙が出るような時は注意が必要です。また、目には内蔵系の病気が原因で症状が現れることがあります。目ヤニもその一つの症状として出ることもあり、白目が黄色くなったり白く濁っている時も肝臓系の病気が疑われる場合があるので早めに対処しましょう。
●耳
日ごろから耳の中の汚れは綿棒などで掃除するようにして、もし痛がったり出血がみられるような場合は早めに病院へ行きましょう。特に耳の垂れ下がった犬種は病気になりやすいので普段からよく観察してください。耳をしきりに掻いたり振ったり、中がベタベタしたり腫れたり、ニオイがする場合は外耳炎などの病気が考えられます。
●鼻
健康な犬の鼻は少し湿っていますが、寝ている時は乾いていることもあるので、色と合わせて普段の状態を把握しておいてください。起きている時に乾燥していたり、鼻水や出血がみられる場合は早めに対処しましょう。
●口
健康な犬に口臭はなく、歯は白く、歯茎はピンクまたは黒色の状態が普通です。食後など定期的に歯垢を拭いてあげるようにして、歯石になってしまった場合は動物病院で取り除いてもらいましょう。人間と同じで歯が悪くなると健康状態に影響することがあります。また、よだれが多く出たり、口が常に開いている時も注意が必要です。
●毛と皮膚
日ごろからブラッシングを行い、毛や皮膚の状態をチェックしておきましょう。手入れを怠ると毛がもつれたり皮膚が汚れ、病気の原因になることがあります。毛にツヤがなかったり、換毛期以外で毛が多く抜けたり、フケが出たり皮膚が変色している場合も病気の疑いがあります。
●その他
普段や運動後の呼吸の状態、水の飲み方や食欲、オシッコやウンチの状態、散歩時の歩き方にも体調の変化が出やすいので普段からよく観察して、異常があれば早めに動物病院で診察を受けてください。
猫の健康チェックのポイント
猫は普段から寝て過ごすことが多く、体調の変化を見落としてしまうことが少なくありません。日ごろから猫の行動やしぐさをよく観察し、体調悪化のシグナルを見逃さないようにしましょう。
●目
目の異常は目の病気だけでなく、その他の病気が疑われる場合があるので日ごろからよく観察してください。目ヤニや涙が普段より多く出る場合や充血、白目や瞳の色の変化は注意が必要です。
また目頭部分にある白い膜を瞬膜といいますが、これがいつもより出ていたり、出たままになっている時はストレス状態にあったり、体調が悪いことを示しています。いつもと様子が違う場合は早めに対処しましょう。
●耳
日ごろから耳垢はこまめに掃除するなど、状態を観察しながら常に清潔にしておきましょう。黒っぽい耳垢や耳垂れが出たり、耳を掻いたり頭を振ったり、長毛種に多く見られますが耳のまわりの毛が薄くなっている時は病気のサインです。
●鼻
猫の鼻は起きている時は適度に湿っていますが、これが乾いている時は病気の恐れがあります。鼻水が出る時は透明なものより、濃い膿のような状態の時の方が症状が重い場合が多いので注意してください。
●口
健康な猫の口の周りはきれいで口臭もありません。また歯茎や舌はピンク色ですがこれが白っぽかったり、赤く腫れている時、あるいは普段あまり出ることがないよだれが出ている時は病気の疑いがあります。
●毛と皮膚
健康な猫は毛ヅヤが良く、換毛期以外に毛がたくさん抜けることはありません。こまめにブラッシングして清潔に保つのと同時に、ノミやダニがいないか、フケが出ていないか、湿疹はないかなどチェックしてください。
●その他
水の飲み方や食欲、オシッコやウンチの状態にも体調の変化は出やすいですが、猫は環境の変化に敏感な動物ですのでその他の様子や症状と合わせて考えることが大切です。また、猫は尿路結石になりやすいので、特にオシッコの回数や量、オシッコをする時に痛がっていないかなど日ごろからよく観察しましょう。
足立区・葛飾区の年中無休・24時間・夜間対応の動物病院
どんなに注意していてもペットが病気になってしまうことはありますし、思わぬケガや事故にあうことも考えられます。そういう時に備えて、休日や夜間、年末年始など、かかりつけの動物病院が休診の際に診てもらえる足立区・葛飾区や近隣の動物病院を知っておきましょう。
足立区では年中無休で対応してくれる動物病院がいくつかありますが、残念ながら葛飾区では年中無休の動物病院はないようです。ただ、足立区の動物病院もさほど遠くないので利用できますし、主な葛飾区の動物病院は江東区亀戸にある年中無料の夜間専門の動物病院と提携していますので、万が一の場合はそちらの利用も検討しましょう。
●東京サンライズアニマルケアセンター
住所:東京都足立区中央本町5-12-5
電話番号:03-6807-2520
診療時間:24時間/年中無休
24時間・年中無休で診療を行っているだけでなく。近隣に限りますが日中は無料送迎も行っています。
●苅谷動物病院グループ 足立総合病院
住所:東京都足立区西保木間1-14-25
電話番号:03-3858-8150
診療時間:24時間/年中無休
猫の専門性の高い知識と質の高い猫医療を提供する病院であることを認める「キャット・フレンドリー・クリニック」認定を取得している24時間・年中無休の動物病院です。
●クロス動物医療センター
住所:東京都足立区栗原4-23-15
電話番号:03-6807-1672
診療時間: 9:00?12:00・16:00?20:00/年中無休
トリミングサロン、ペットホテルも併設している年中無休の動物病院です。夜間の救急医療にも対応できる場合があるので事前に電話で確認してください。
保険やペットフード、しつけや老齢の愛犬・愛猫の介護などさまざまな相談にも応じてくれるそうです。
●ひがし東京夜間救急動物医療センター
住所:東京都江東区亀戸9-23-12 シティポート亀戸1F
電話番号:03-5858-9969
診察時間:年中無休 夜8時から深夜3時まで
葛飾区・足立区の多くの動物病院と提携している年中無休・夜間専門の動物病院です。
この病院で夜間診療を受けた場合、治療内容・検査結果などを提携の動物病院に報告してくれるので、そのあとのスムースな治療が可能です。
2020.11.27
【犬猫通信<コラム> index】
vol.1:飼育放棄からペットを救う!? コロナ禍のペットブームのあとペットシッターが必要とされるワケ(2020.11.13)
vol.2:足立区・葛飾区では災害時にペットとの「同行避難」が可能です(2020.11.20)
vol.3:足立区・葛飾区の年中無休・24時間・夜間対応の動物病院を知っておこう(2020.11.27)
vol.4:足立区・葛飾区が発信しているペットのお役立ち情報(2020.12.4)
vol.5:足立区・葛飾区のおすすめドッグランと利用時の注意点(2020.12.11)
vol.6:高齢者の多い足立区と葛飾区、シニア世代がペットを飼うときに潜むリスクとは(2020.12.25)
vol.7:ペットの高齢化問題とペットシッターなどの支援サービスの活用について(2021.2.8)